資格なしの独学でもネイリストになることは可能
そもそもネイリストには国家資格がありませんので、誰でも今日からネイリストを名乗る事はできます。
もちろん施術のための知識や技術もないのに「私はネイリストです」とは言えないので、独学や通信教育、ネイルスクールに通うなどして道具の使い方や技術を習得しなければなりません。
独学の場合は指導者やテキストがない状態からスタート。
Amazonなどチェックすると分かりますが、ネイル施術に関する本はたくさんあります。テキストを参考にすれば独学でもネイルの勉強は可能なんです。
でもプロのハイレベルな技術を本を読むだけでスムーズにマスター出来るかと言えば、答えは「NO」。
ハイレベルな施術は本だけの知識で完全習得するのは難しいですし、スクールでは接遇マナーやフットケア、ハンドマッサージなどの技術も講師から直接学べるので学校に通う意味は大きいですよ。
セルフネイルを楽しみたいなら独学でも十分ですが、人に施術するとなると独学だけでは不十分です。
スクールに通うよりかなりの努力と時間が必要
独学の場合、講師は購入したテキストだけです。
身近に指導者がいないと施術上の疑問やコツを聞きたくてもすぐに解決しません。また自分の施術レベルを客観的にチェックしてくれる人もいないので、プロとして十分通用する技術が習得出来たかどうか確認するのはとても難しいです。
基本的な事はある程度習得出来ても、サロンで要求される高度なネイルアートを独学でマスターするのは至難の業。何度も同じ場所で挫折するかもしれませんし、解決のための方法も自分で見つけなければならないのです。
かなりの努力と時間が掛かるのは覚悟しておきましょう。
独学は孤独で大変
スクールに通うと志や夢を同じくする仲間が集まっています。自然と仲良くなって情報交換したり励ましあったり、時には担当講師の愚痴を言ってストレス解消しつつ学習を進める事が出来ます。
ところが独学になると、相談できる先生もいませんし励ましてくれる仲間もいません。これはとても重いです。
大海原にたった一人、小さな船に乗って自力でオールを漕いで目的地に進まなければならないので、不安や孤立感は常に胸にあります。
そのマイナスな状況を打ち破って資格を取得するためには、鋼のような精神力と人並外れた集中力、単発イベントに参加して技術を学ぶなど強い意欲が必要ですね。