ネイリスト技能検定は絶対必要な資格

ネイリストの資格として特に有名なものは、JNECネイリスト技能検定(3級・2級・1級)とJNAジェルネイル技能検定(初級・中級・上級)です。
ネイルサロンの求人をチェックすると、これら資格の合格者は採用されやすく資格手当が別途加算されるなど、無資格の方に比べるとかなり優遇されています。

JNECネイリスト技能検定(3級・2級・1級)の資格取得を目指すなら、まずはネイルケアやネイルアートに関する基礎的な知識が問われる3級から勉強を始めましょう。
2級になるとネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートなど実際のサロンでも必要な技術や知識があるかどうかが問われます。
1級ともなればプロのネイリストが当然もっておくべき専門的な知識や技術が出題されます。

2・3級の試験は年に2回、1級の試験は年に1回開催されており、開催地は札幌や東京・名古屋・大阪など全国に受験会場が7か所。
1級は年に1回しか試験がないため、確実に合格を狙っていきたいところです。

3級は誰でも受験出来ますが、2級は3級合格者のみ、1級は2級合格者のみ受験可能です。いきなり2級や1級を受験する事は出来ません。
合格率は3級は約8割と非常に高いですが、2級は約5割、1級は約4割とだんだん難しくなります。

ジェルネイル検定も受けておこう

JNAジェルネイル技能検定もネイリスト技能検定と同じく、とても有名な資格です。最近はジェルネイルの施術を希望する方もかなり多いので、是非取得しておきたい資格の一つ。

ジェルネイルは初級・中級・上級の3つの受験級があり、初級・中級は筆記試験と実技試験があります。中級になると実技試験が2種類に増えるので、より手際のよい施術が求められますね。
1級は実技試験のみで、5本の指にイクステンション施すという内容になります。
試験内容はあらかじめHPで公開されていますので、それをチェックして試験対策を練りましょう。

この試験もいきなり中級や上級を受験する事は出来ず、初級から段階を踏んで受験する方法で上位級を目指す以外にありません。

ちなみに、JNAジェルネイル技能検定は全国7か所の試験会場で受験可能ですが、JNA認定校の生徒であれば校内で受験可能となっています。
わざわざ遠い受験地まで移動する時間と経費が節約出来るのは嬉しいポイント。
ジェルネイル試験合格を目指しているなら、JNA認定校に入学すると断然有利です。

ネイルサロン衛生管理士があると就職に有利

ネイルサロン衛生管理士はJNAが主催、認定する資格です。
JNA認定校で講習会を受講し、受講後すぐに行われる筆記試験に合格(80点以上正解)するとネイルサロン衛生管理士の資格が与えられます。受験資格は18歳以上で、ネイルサロン勤務実績などは特に問われません。

この資格は1日講習会で取得出来ますので合格率はとても高いようです。
ただ講習会がJNA認定校に限られるので、参加出来る会場がかなり絞られてしまいます。

この資格があると、サロンの衛生管理責任者として仕事を任せてもらえる可能性がアップ。
将来ネイルサロンで活躍したい方は取得しておくと有利ですよ。
衛生管理士の有効期限は取得年を含む3年目の12月末日です。資格継続手続きを行わないと資格が失効してしまうので忘れずに。
一度資格継続手続きを行うと次の手続きは必要なく、永年資格になります。