JNAが認めたプロのネイリスト養成校がJNA認定校
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が認めたプロネイリスト養成校は「JNA認定校」と呼ばれています。
このJNA認定校はJNAがあらかじめ決めたカリキュラムや施設基準、教育者基準、学則などの要件をクリアした教育施設を認定する制度の事です。
ネイルスクールと言っても全国各地に様々なスクールがあり、規模も設備も講師のレベルも正直バラバラです。
ネイリストスクールを選ぶ時は設備や講師のレベルをしっかりチェックしていかなければならないのですが、JNA認定校はJNAの基準をクリアしたスクールであると最初からお墨付きが与えられているので安心して通えます。
要件をクリアした施設のうち、特にネイル教育に関して長年の実績があり高レベルの教育が出来る教育施設を「JNA本部認定校」として通常の認定校と区別しています。
もしいくつかのスクールが選択可能な時は、この認定校を選ぶとメリットがあります。ではどんなメリットでしょうか?
JNAジェルネイル技能検定の試験を学校で受けられる
JNAが主催・認定する有名な技術検定に「ジェルネイル技能検定試験」があります。
この試験の1級は年に1回、また2・3級は2回開催されていて、試験会場は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡と全国7か所。
都市部に住んでいる方には有利なのですが、地方住まいの方は試験地に移動するだけでもかなり大変です。
沖縄の方の場合、福岡まで移動して受験するのは飛行機や船、新幹線など使わなければなりません。
しかし、現在沖縄には5か所のJNA認定スクールがあり、これらJNA認定スクールの生徒なら校内で試験が受けられる特例があります。
わざわざ福岡まで移動しなくて良いので、これは大きなメリットですよね!
普段から通い慣れている校舎内で試験が受けられると移動が楽なのはもちろん、試験中もリラックス出来ますし、試験官もネイルスクールの講師が担当するケースもあるようです。
ジェルネイルの資格を狙っている方は、認定校を選ぶのがおすすめですよ。
ネイルサロン衛生管理士の資格を在学中に取れる
ネイルサロン衛生管理士もJNAが主催・認定する民間資格。ネイルケアサービスを衛生的な環境の元で提供し、ネイルケアに必要な器具をしっかり消毒して、お客様に安全にサービスを楽しんで頂くための指針や具体的な行動が示されたテキストを元に勉強します。
この試験はJNA認定校で受講&受験出来ます。JNAの生徒は学校内で試験を受けられるので、在学中に受験すれば卒業時にはネイルサロン衛生管理士の資格取得可能です。
この資格は就職・転職時に有利なので取得しておくと良いでしょう。
JNAの認定講師の受験にJNA認定校を卒業している必要がある
もし将来JNA認定講師になりたいのであれば、資格要件に「JNA認定校を卒業する事」と言う条件があり、これをクリアする必要があります。
もしJNA認定校を卒業していない場合は、代替え措置としてJNA認定校のネイル専門学科のうちの、「ネイルケア」及び「ネイルイクステンション」の実技を20時間以上含むカリキュラムを修了しておく必要があります。
最初からJNA認定校で学ぶ方が時間とお金の節約になるわけですね。
ほかにも過去3年間にJNAが主催する全日本ネイリスト選手権(地区大会を含む)に出場実績があるなど、JNAとの関係が密でなければJNAの認定講師の資格試験を受験する事が出来ません。
もし将来JNA認定講師を狙っているのなら、最初ならJNA認定校に入学してネイルサロン衛生管理士など必要な資格を取得しておきましょう。
条件を満たさなければ認定講師資格試験が受験出来ないのです。